・「ドバイで新生活を始めるのに必要な手続きは?」
・「インターネットや携帯電話の手続きは?」
VISA・エミレーツI D取得後は、口座の開設や、住宅の確保、水道光熱費、携帯電話の本契約など、生活する上で必要な手続きが沢山出てきます。
そのため何から始めるべきか迷ってしまいますよね?
そこで今回は、移住後の生活がイメージできるように、また、スムーズに進めていけるように、ドバイ生活で必要になる手続きを、各項目に分けて紹介していきます。
銀行口座
VISA・エミレーツI D取得後に、まずは銀行口座を開設しましょう。
家の契約やインターネットの契約など、生活の全てに関わってくるので、口座開設は最初にやっておきましょう。
銀行の口座開設方法は、日本で開設する時と同じ流れとなります。
ドバイ銀行の基礎知識としては、以下のことが挙げられます。
- 住居があり住んでいること、働いていることが開設の条件
- 通帳は存在しない(明細はWeb)
- キャッシュカード=デビットカード(1枚2役)
- クレジットカードは銀行が発行する
- 支店によっては夜遅くまで営業してる
- 小切手文化あり
- 口座維持費がかかる銀行もある
開設の条件ですが、Emirates IDという住民IDカードと、会社発行の収入証明書であるSaraly Certificateが手続きに必要になるので、必ず守りましょう。
また口座維持費は、無料な所がほとんどですが、中にはお金がかかる所もありますで、利用する銀行先へ確認しましょう。
ドバイでよく利用されてるオススメ銀行
以下がドバイにあるオススメ銀行で、よく利用されているものです。
Emirates NBD | 中東最大の銀行です。ドバイに本社があり、UAEと海外で200支店以上展開し、街中にATMを見かけます。信頼感が高い銀行の1つです。 |
RAK Bank | ラスアルハイマに本社を置き、UAEの個人および企業向けにサービスを提供しています。 |
Dubai Islamic Bank(DIB) | ドバイに本社があり、約200万人の顧客にサービスを提供し、UAE全域に100近くもの支店を展開しています。 |
National Bank of Abu Dhabi | アブダビに本社を置き、世界に展開をしています。UAEの銀行の中で最大の資金業者です。 |
Mashreq Bank | UAEで一番歴史が長い銀行の1つで、ドバイに本社があります。国内外に約100支店を展開しています。 |
Abu Dhabi Commercial Bank(ADCB) | アブダビに本社があり、UAEの中で3番目に大きい銀行です。約2万人のスタッフを雇用しています。 |
基本的な選び方としては、自分が住んでいる地域にATMや、銀行の支店があるか、勤務先で使用できるか、クレジットカードは発行されているかなどが挙げられます。
長く利用ものですので、自分にとって利便性が高い銀行を選びましょう。
必要書類
ドバイの銀行口座を開設するのに必要な書類以下になります。
利用用途によって準備するものも異なりますので、自分の利用用途に合ったものを準備しましょう。
【すべての銀行で必要になるもの】
- 有効期限3か月以上のパスポート(有効なビザ付き)
- 収入証明書(一般的に最低月収3,599AED以上が必要)
- 初期入金費用(約3,000AED)
【銀行によって必要となるもの】
- エミレーツIDカード(もしくは発給申請書のコピー)
- 雇用者からの同意書(ノー・オブジェクション・レター)
- 過去3か月の収入を証明できる書類
【法人口座の開設に必要なもの】
- 代表者のパスポート・エミレーツIDカード・ビザ
- 取締役のパスポート・エミレーツIDカード・ビザ(代表者と異なる場合)
- 口座の使用目的を記した書類
- 資金源を証明する書類
- 既に確定している契約の一覧
- ビジネスパートナーからの紹介状
- 事業計画書
- その他法人に関わる法定文書など
この他にも銀行によっては追加で書類を準備することもあるので、利用する銀行へ問い合わせてみましょう。
ドバイ銀行の注意点
ドバイの銀行を利用する際の注意点として、ライセンスの種類によって契約できない銀行や、契約条件も各銀行で変わってきます。
ですので、いろんな銀行を回り、説明を聞きたうえで、自分の資産状況、用途、希望に合った所で開設しましょう。
また、どの銀行も店舗での契約が必要となり、全て英語でのやり取りとなります。
日常会話レベルであれば、問題なくやり取りができると思いますが、それでも不安な方は、オンラインで開設が可能なMashreq Bank(マシュラック銀行)の開設がおすすめです。
携帯電話/インターネット
ドバイにあるインターネット通信会社は、etisalat(エティサラット)とdu(ドゥ)になります。
どちらも空港やモールに入っており、duはメトロ駅の通路にも出店があるので、そこからインターネット契約、携帯電話の購入(SIMのみ可)の申込みが行うことができます。
基本的にどちらを契約しても問題ありませんが、住むマンションによっては、インターネット通信会社が決まっていることもあるので確認をしてください。
契約の流れですが、基本的には日本でインターネット契約をするときと同じ流れになります。
また、契約する際は、以下の必要書類を準備し手続きを行いましょう。
- 申込書(DUで入手可能)
- 賃貸借契約の写し
- Title Deedまたはイジャリ
- Passport または Emirates ID
なお、料金は月額200AEDくらいです。
▼etisalatサイト
▼duサイト
物件探し(不動産)
ドバイの不動産を検索できるサイトは、Property Finder(プロパティファインダー)とBayut(バイト)です。
どちらも、多くの不動産を紹介しており、物件の細かな情報が載っているので、活用していきましょう。
また、不動産購入、賃貸共に前もって日本で物件をリストアップしておくことをおすすめします。
ドバイには沢山の物件があり、今もなお至る所にマンションが建設されているため、事前にリストアップしたほうが、スムーズに手続きが始められます。
注意点としては、以下のことが挙げられます。
- 不動産に関することは全て英語での対応になる
- 不動産会社から連絡が返ってこないこともある
- スケジュール調整が上手くいかない場合もある
- 手数料を多めに見積もられる
購入・賃貸どちらもご案内が可能で、ドバイにある全ての物件をご紹介することができます。
日本は、月々家賃の支払いをしますが、ドバイの場合は、年1回払い(一括)もしくは年2回払いのどちらかになります。
家賃の料金ですが、条件によって異なります。
- どこのエリアを選ぶか
- 部屋数
- 築年数
- 家具家電有り無し
- 一部家具家電付き
- ホテルアパートメント
これらの条件で料金が大きく変わってくるので、管理者に問い合わせて確認を取りましょう。
DEWA
▼DEWAサイト https://www.dewa.gov.ae/en
DEWAとは、ドバイ電力・水庁になります。
日本の水道局・電力会社の契約と同じように、ドバイではDEWAの登録をして水道や電気が使えるようになります。
ベッド数(1LDK・2LDK・3LDKなど)によって基本料金なども変わってきます。
下記がDEWAに関係する料金になります。
- DEWA保証金(DEWA契約時のみ):2000AED +vat
- DEWA Housing Fee:約390AED(1LDKの場合)
- 1ヶ月使用料金(相場):約700AED(Housing Fee含む)
詳細は、DEEAのホームページから確認できます。
賃貸契約後のEJARI(居住者登録)申請
▼ドバイ政府サイト https://dubailand.gov.ae/en/#/
賃貸契約の場合は、契約後にEJARI申請が必要になります。
EJARIは、オーナー(持ち主)とテナント(借り手)の関係を合法化するもので、ご自身で直接申請に行くことになります。
申請場所や申請方法、必要書類については、ドバイ政府のホームページをご参照ください。
A C(EMPOWER)
▼EMPOWERサイト https://www.empower.ae
日本では、月々のAC代は電気代として支払いをしますが、ドバイのAC代は電気代とは別に支払いをすることになります。
そのため、上記でお伝えした通り、マンション自体がChiller free(AC代無料)であれば、AC(EMPOWER)の登録はせずに済みます。
DEWAと同様、部屋の面積によって使用料金は変わってきます。
- AC保証金:2000AED
- 1ヶ月使用量料金(相場):約400AED(1LDKで24時間付けっぱなしの状態)
ちなみに、ドバイは湿気が多いためACを付けずに過ごしていると、クローゼットの中の洋服や鞄にカビが生えてくるおそれがあります。
家の状態を保つためにも、24時間365日ACを付けておいた方が良いでしょう。
まとめ
ドバイでの移住生活を始める中で必要な手続きはかなり多いです。
口座の開設や、住宅の確保、水道光熱費、携帯電話の本契約など、日本とは異なる部分もあり、手間取ってしまう所も少なくありません。
そこで今回は、移住後の生活がイメージできるように、また、スムーズに進めていけるように、ドバイ生活で必要になる手続きを、各項目に分けてご紹介していきました。
ドバイで新生活を始める方は参考にしてください。