【ドバイの交通事情】空港からホテルまでの移動手段を分かりやすく解説

「ドバイ空港から目的地までの移動方法は?」

「タクシーや電車の料金はどれくらいかかる?」

ドバイ空港(D X B)到着後、にこのような疑問を持つ方は多いと思います。

ドバイ内での移動は、基本的にメトロ(電車)またはタクシーが主流です。

現在はスマホのGoogleマップなどの発展によって、交通手段や時間などが調べやすい時代になってきており、昔に比べて道に迷う確立は少ないと思います。

とはいえ、見知らぬ土地での移動は不安がつきまとうものです。

その不安を解消するためには、多くの事前情報を仕入れることが重要となってきます。

そこで今回は、ドバイ到着後のホテルまでの行き方や、電車やタクシーの利用方法について詳しく解説していきます。  

 

メトロ(電車)

ドバイ市内で運行されているメトロは、全自動運転の都市鉄道になっています。

日本の東京や大阪のように複雑な路線はなく、日本の電車に慣れていれば、観光客の方でも比較的分かりやすいです。

また、ドバイ内の主要モールや観光地にメトロ駅があるため、モールや観光地の近くにホテルを予約していれば、メトロ移動でのコストを削減することも可能です。

では具体的な移動方法を順次見ていきましょう。  

 

メトロ駅を探す

日本からドバイ行く際は、エミレーツ航空を利用してドバイ空港に到着される方がほとんどだと思います。

通常、エミレーツ航空は第3ターミナルに到着しますが、メトロ駅も同じく第3ターミナルから利用が可能です。  

 

チケットの購入

メトロに乗る際のチケットですが、チャージをして何度も利用できる、nol cardの購入がオススメです。(日本でいうSuicaやPasmoのようなICカード)

1日乗車チケットなどもありますが、nol card(シルバー・ゴールド)を購入すれば、何度も購入する手間が省け、メトロだけではなく、バスや駐車場などにも利用できるのでとても便利です。

nol cardにはシルバー(レギュラー)ゴールドの2つの種類があり、ドバイ在住者は両方のカードを所持し、使い分けている方も多くいらっしゃいますので、nol cardを購入しましょう。

なお、カードの有効期限は5年間となっています。

では、nol cardの具体的な購入場所と、購入方法を見ていきましょう。

乗車カード(nol card)/チケット購入場所

nol card:改札前窓口(係員のいる窓口は1つだけです)
チケット:券売機/改札前窓口

 

nol card購入方法 改札前窓口で、『Gold card Please.(ゴールドカードをください)』や『Silver card Please.(シルバーカードをください)』と伝えると対応してくれます。

 

料金

nol cardの初期発行料金ですが、シルバー、ゴールド共に25AEDです。

25AEDの内、19AEDは乗車利用料金としてチャージされているため、実質カード代は6AED(約180円)となります。

利用区間、乗車クラス(シルバークラス、ゴールドクラス)によって料金が異なり、シルバークラスは通常料金ゴールドクラスは通常料金の約2倍の価格となっています。

例えば、シルバークラス利用の場合、空港からドバイモールまでは3AED(約90円)、空港からドバイマリーナまでは8.5AED(約255円)の料金で移動が可能です。

日本よりも区間料金自体は、とても安いですので、利用しやすいです。

 

nol cardチャージ方法

nol cardのチャージ方法ですが、各駅にある券売機で行うことができます。

券売機についたら以下の手順でチャージしましょう。

  1. 言語の選択
  2. 右手にあるカード挿入口にnol cardを挿入
  3. 画面左下にある『CARD TOP UP』を選択
  4. チャージ金額を選択
  5. 支払い方法を選択
  6. チャージ完了

このように、日本での駅利用があれば、問題なく操作できると思いますので、英語が苦手な方でも安心してチャージが可能です。

 

路線、目的地確認

以下の画像が、ドバイの線路マップです。

ドバイは日本よりも線路が複雑ではないので、覚えやすいと思います。

空港からの路線を見ると、『EXPO2020』行きと『Centrepoint』行きの2つがありますね。

例えば、空港からドバイモールまでいくのであれば、

『EXPO2020』行きのメトロに乗車

乗り換えなしで、『Burj Khalifa(ブルジュ・ハリファ)/Dubai Mall(ドバイモール)』で下車

という方法でいくことができます。

この他の経路もシンプルなものばかりですので、ドバイメトロをマスターするのには、時間は掛からないでしょう。

 

乗車車両の確認

メトロの車両ですが、大きく分けて3つあります。

  • シルバークラス:誰でも利用可能な車両
  • ゴールドクラス:ゴールドカードを所持している方のみ乗車できる車両
  • 女性子ども専用クラス:女性と子どものための車両

なお、ゴールドカードを改札で通さず乗車したり、女性専用車両に男性が乗車すると罰金になります。日本では女性専用車両に男性が乗車する光景をよく見ますが、ドバイはイスラム圏内ですので、宗教の尊重を忘れずに行動しましょう。

ちなみに、ゴールドクラスは、下記ようにホームに表記があり、1車両のみとなります。

メトロ利用時の注意点

メトロ利用時の注意点は以下の四つです。

  • 居眠りをしない
  • 飲食をしない
  • 乗車車両を間違えない
  • 荷物制限があり

日本とは異なり、居眠りや、飲食、違反乗車は罰金の対象となりますので特に注意しましょう。

また、荷物制限ですが

  • 大型スーツケース:81cm×58cm×30cm
  • 小型スーツケース:55cm×38cm×20cm

となっていますので、規定通りに各車両にある専用の荷物エリアに収納しましょう。

 

タクシー

到着出口を出て、標識の『Taxi』を探して移動をすると、沢山タクシーが停車しています。

日本と同じように利用できますが、種類や、注意点など、いくつか知っておきたい内容もあります。

それでは、順次見ていきましょう。

 

タクシーの種類

ドバイで利用するタクシーは、主にRTA(ドバイ道路交通局)タクシーと、レクサスタクシーの二つです。

それぞれの特徴を簡単に紹介します。

RTAタクシー

ドバイ政府が運営しているタクシーで、女性専用車やチャイルドシート付きなどの車もあり。

レクサスタクシー

空港やホテルに停車していることが多く、RTAタクシーよりも高い料金設定になっている。

特にこだわりがないのであれば、料金が安いRTAタクシーを利用するのが良いでしょう。

 

料金

タクシーの料金ですが、RTAタクシーと、レクサスタクシーでそれぞれ異なっています。

RTAタクシーの場合

  • 初乗り:5AED〜
  • 空港から乗車の場合:25AED〜
  • 最低料金:12 AED〜(近場で12AEDかからなくても、最低12AEDは支払いが必要になります。)

例えば、空港からドバイモール(15分〜20分の距離)までの利用で50〜60AED(約1,500円〜約1,800円)、空港からマリーナ(約40分の距離)までの利用で約100AED(約3,000円)となります。

レクサスタクシーの場合

RTAタクシーより、1.5倍3倍の料金がかかります。

メーターがないため、乗る前にどれくらいの料金になるのかを、運転手さんに聞いておきましょう。

 

オススメ配車アプリ

タクシーを利用する際は、Careemという配車アプリがおすすめです。

Careemには以下のような特徴があります。

  • 目的地を事前入力できるため、詳しい説明をする必要がなく、英語が苦手でも安心
  • ナビが案内するため、遠回りなどがない
  • 目的地までの所要時間や大まかな料金がわかる
  • アプリでそのまま決済できるため、詐欺などがない
  • チャイルドシート付きなど、車両を選択することができる

このようにメリットが多いので、ぜひCareemを利用しましょう。

 

タクシー乗車時の注意点

タクシーに乗車する際は以下のことに注意してください。

カード支払いができるか確認する

運転手によっては、カード支払い機械があるにも関わらず、『オンリーキャッシュ!(現金のみ)』と言ってくる人がいます。

ですので、乗車前にカード支払いが可能か確認してから利用しましょう。

車酔いに注意

ドバイの運転は日本よりも荒い傾向にあります。

『もう少しゆっくりお願いします。』と運転手に声をかけると対応してくれますので、酔いやすい方などはきちんと運転手にその旨を伝えましょう。

レクサスタクシー運転手による勧誘

空港やホテルで待機しているレクサスタクシーは、運転手からの勧誘が多いです。

始めは金額を安く見積もり、支払い時には高い金額を要求してくることもあります。

しつこく勧誘してきますので、キッパリと断るようにしましょう。

 

まとめ

今回は、ドバイ到着後のホテルまでの行き方や、電車やタクシーの利用方法について解説していきました。

ドバイでの交通手段は、基本的には、メトロと、タクシーの二つです。

コストを抑えたい場合はメトロ、荷物が多く疲労度を考慮したい場合はタクシーの利用など用途に分けて利用すのが良いでしょう。

初めは緊張や不安があるかと思いますが、ここに記載している内容を網羅できれば大丈夫です。

ドバイで生活を始めようと考えている方はぜひ、参考にしてください。